YOG主催の気候変動に関する討論会にアスリートが参加

117日、ローザンヌ大学(UNIL)の学生と学者たちがユースオリンピック・ビレッジで開催された討論に参加し、アスリートが環境負荷を軽減する方法や、自分たちの活躍の場を使って気候変動に対する周囲の意識を高める方法について提言しました。

  • ユースオリンピック(YOG)のアスリートたちがユースオリンピック・ビレッジで開催された気候変動を啓発する討論会に参加しました。
  • セーリングのオリンピックチャンピオンであるハンナ・ミルズ、ローザンヌ2020組織員会会長のヴィルジニ・フェーヴル、IOCヤング・リーダーズのエリック・ミッチェルが、ローザンヌ大学の学生や学者と共に、若いアスリートたちと交流しました。
  • 皆さんも環境負荷の削減に貢献でき、Big Plastic Pledgeに参加できます。

環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが、世界経済フォーラム・ダボス会議への出席に先立ち、ローザンヌで行われた気候変動に対するストライキでスピーチを行いましたが、この数時間後、ストライキに参加したローザンヌ大学(UNIL)の学生活動家3人がヴォーテックスを訪れ、サステナビリティに取り組むIOCのリーダーや第3回ユースオリンピック冬季競技大会(YOG)に出場する若い選手たちと交流しました。

インスピレーションに満ちた、ルキナ・ティル、ハムザ・パルマ、エリアス・ジョーダンら若い3人の学生に、UNILサステナビリティプロジェクト・マネージャーのオーガスティン・フラグニエールと、IOCヤング・リーダーズのエリック・ミッチェルが加わり、気候変動についてやアスリートが変化をもたらす方法について活発に討論を開始しました。

気候変動の脅威を感じるウィンタースポーツのアスリートたち
「確実に降雪があったウィンタースポーツ会場に、突然列車で雪を運ばなければならなくなった事態を目にしました」と、討論会の参加者たちにミッチェルは話しました。「気候変動がウィンタースポーツにどのような影響を与えるかを私は直接見たわけですが、ウィンターアスリートとしてここにいる全員がこういった影響を目にするだろうと思います。」

この討論会にはオリンピック金メダリストである英国人のサスキア・クラークも参加しました。彼女の元セーリングパートナー、ハンナ・ミルズは、アスリートやファンが団結してプラスチック汚染の問題に取り組むことを目指したキャンペーン「Big Plastic Pledge(プラスチックに関する大きな誓約)」を昨年立ち上げています。 さらに、フリースタイルスキーの元世界チャンピオンでもあるローザンヌ2020組織委員会会長のヴィルジニ・フェーヴルも出席しました。

「皆さんなら変えられます」
「環境負荷を革新的に低減するために、私たちは懸命に取り組んでいます」とフェーヴルは話し、アスリートへ公共交通機関を使った会場移動を奨励、新たな建設工事を必要としない会場計画など、組織委員会が実施するサステナビリティに向けた取り組みを紹介しました。フェーブルは、サステナビリティを重視し、既存施設を利用したオリンピック開催というIOCのイニシアチブと完全に足並みをそろえるYOGを誇りに思い、討論会に参加した若いアスリートたちに、気候変動に取り組む世界的な運動のアンバサダーとして行動するよう提言しました。

「皆さんは若いアスリートなのですから、皆さんなら変えられます」とフェーブルは言っています。「未来は皆さんにかかっているのです。」

若いアスリートたちも提言
その後、若いアスリートたちによる意見交換の場が設けられ、気候変動への意識向上を促すプラットフォームとしてのスポーツの活用方法からアスリートによる二酸化炭素排出量の削減に至るまで、自分たちが更に貢献できることは何かを話し合うための議題が提起されました。

「気候変動による影響は私たちのスポーツにとって非常に重要な課題だと思います」と、イタリアのクロスカントリースキー選手シモーネ・マストロバティスタは述べています。「私たちは変わらなければいけませんし、自分だちができることをもっと考える必要があります。」

英国のショートトラックスピードスケーター選手マシュー・ガードナーは、スポーツ関連の分野で働く上級職の人たちに、スポーツ教育で環境問題をより重視するよう求めました。

「私たちは気候変動について全く無知のような気がします」と言っています。「どんなスポーツでも、選手たちにこの問題のことをもっと教えられると思います。コーチが私たちにもっと教えてくれることを願っています。」

討論の最後に、ローザンヌ2020の期間中「Big Plastic Pledge」に揚げられた9つの誓約のうち少なくとも3つに取り組む挑戦を行うようクラークが若いアスリートたちに提案し、グローバル規模で展開されるこのキャンペーンへの参加を促しました。

「自らの行動を変えて、この世界に対する人間の対応を変える道をリードしてくれるアスリートを求めています」と彼女は締めくくりました。

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