「皆さんにお伝えできる経験がたくさんあります。」

オリンピックに4回出場したアスリートとして、ローザンヌ2020のアスリートロールモデルを務められることは大きな喜びです。選手以外で大会に参加するのは初めてなので、今までとはまったく違う体験になるでしょう。皆さんにお会いして、皆さんがキャリアの中でどれほど進んでいるかを見られることを心から楽しみにしています。大会が始まるのが待ちきれません!

  • スイス出身のアイスホッケースター選手、フローレンス・シェリングさんは4回のオリンピック出場経験があり、2014年ソチ大会では銅メダルを獲得してトーナメントMVPに選ばれました。
  • ローザンヌ2020ユースオリンピック冬季競技大会へはアスリートロールモデルとして参加し、自身の経験を伝えることを楽しみにしています。
  • 特に、シェリング選手はスポーツにおけるキャリアと学業とのバランスを取る難しさを身をもって体験しており、成功させる秘訣とアドバイスを共有したいと考えています。

私にもアスリートロールモデルから学べる機会があればよかったのにと思います

アスリートロールモデルは素晴らしいプログラムです。私が皆さんぐらいの頃に、このようなプログラムがあればよかったのにと思います。相談したり質問をしたりして、キャリアを通じてどんな体験をしてきたか、その経験について教えてくれる人を切実に望んでいたからです。キャリアのスタート時点でアドバイスをもらえたら、どれほど為になったでしょう。しかし、そんな機会はありませんでした。ですから、ユースオリンピック期間中にこのチャンスを最大限に生かしてください!

皆さんにたくさんの質問をしてもらいたいと願っています

皆さんがどんなことを私に訊きたいと思っているかはわかりませんが、たくさん質問をして欲しいと願っています。心を開いてください。くだらない質問だと思われるかも、と心配する必要はありません。私の方も、訊きたいことは何でも質問して大丈夫だと感じてもらえるよう、皆さんがリラックスできる雰囲気を作るために最大限努力します。皆さんへアドバイスをするという点においては、自身のキャリアから皆さんにお伝えできる経験がたくさんあります。あらゆることについてオープンですので、どんな質問でもお答えして役立つアドバイスができるよう、ベストを尽くします。

適切なバランスを見つけるためのアドバイス

多くの皆さんがまだ学校に通いながらトップレベルのトレーニングも受けている状況だと思いますが、私は学校の勉強、自分の生活、スポーツのバランスを取るのはとても難しいことだとよく理解しています。しかし、これは私が確実にアドバイスできることでもあります。結局のところ、これはコミュニケーションの問題なのです。私が通った学校の多くはまったくスポーツ校ではありませんでしたが、いつもなんとかやってきました。大切なのは学校や先生、教授と緊密なコミュニケーションを図り、状況がどうなっているかを包み隠さず伝えることです。ですから、学期が始まるときに国の代表チームとの遠征のせいで試験を受けられないことを知った場合、それが分かった時点ですぐに先生に相談するようにしていました。そして、前もって試験を受ける用意があることを話し、試験を受けずに済まそうとしている訳ではないことを先生に分かってもらうことができました。

キャリアで直面する困難への対処

どのような道を選んだとしても、キャリアを進める中で壁にぶつかることは明らかです。大小さまざまでしょうが、途中で必ず何らかの困難に直面します。つまるところ、自分が追いかけたい競技の道を進み続け、夢を見失わないでいられるよう、困難に立ち向かえるかどうかなのです。私はいつも、「夢を大きく持ち、それに向かって一生懸命に努力をするべき」 だと言っています。難しいのは一生懸命に努力することで、何を期待できるのかはある意味まったく分かりません。すべてうまく行く日もあれば、何をやってもダメな日もあるでしょう。結局は、壁に向き合い、自分の道を歩み続け、夢を叶えるために努力を怠らないことに尽きます。

「夢を大きく持ち、それに向かって一生懸命に努力をするべき」 

手にした機会を最大限に生かす

ユースオリンピックで競い合うのは間違いなく素晴らしい経験でしょう。きっと皆さん全員が、そのために参加しているはずです。皆さんは成功したいと思っているでしょうし、そのことに集中するべきです。しかし同時に、ユースオリンピック競技大会に参加する機会を生かし、競技以外のさまざまなことも体験して欲しいと思います。ネットワークを作り、他の人、特に違う競技や違う国の人たちとつながりを持つことはとても大切だというのが、私の意見です。ですから、ローザンヌに着いたら気持ちを開放して、ある意味頭を空っぽにしましょう。皆さんはたくさんのことを経験し、たくさんの人に会います。なので、頭の中に十分スペースを取っておく必要があるのです。大会で得られるさまざまな経験に圧倒されないよう、大会に来る前に頭をクリアにしておくことはとても重要です。

何でも相談してください

とにかく私に会いに来てください、というのが、私から皆さんへのメッセージです。私のところに来て、話しかけてください。あなたの名前、どこから来たのか、どんなスポーツをしているのかを教えてください。どんなこともオープンに、楽しく話をしましょう!

ローザンヌ2020に向けて、冬季スポーツの各分野のアスリートロールモデルからお話を伺っていきます。最新情報はツイッターフェイスブックインスタグラム@Athlete365をフォロー