国際近代五種連合(UIPM)のアスリート委員会会長アヤ・メダニーが、選手代表として現在行っている活動を紹介します。彼女はIOCアスリート委員会の委員でもあります。 

15歳でオリンピックデビューを果たし、2004年アテネオリンピックに最年少の近代五種競技選手として出場しました。それ以来、アヤ・メダニーは他の選手のために新しい境地を開いてきました。 

イスラム教徒、アラブ人、そしてエジプト人の女性アスリートとして、彼女は自分の文化におけるスポーツ界の女性としての既成概念を打ち破り、オリンピックに3回出場し、アフリカ選手権では個人競技で金メダルを3つ獲得しました。また、2008年の世界選手権では銀メダル、ワールドカップでは複数のメダルを獲得しました。 

母国の多くの女子の指導者であるメダニーは、スポーツ界への女性の進出への多大な貢献を認められ、2014年に“IOC Women and Sport Trophy for Africa”を受賞しました。現在はUIPMのアスリート委員会会長、そしてIOCアスリート委員会委員として、彼女は世界中の選手代表を務めています。 

UIPMのアスリート委員会に参加したきっかけを教えてください 

私は1995年から結婚して子供が生まれた2012年まで近代五種競技の選手でした。2015年に競技に復帰し、2016年12月に委員会に選出されたので、1年近く参加してきたことになります。 

他の選手たちの代表を務めたいと思った理由は何ですか? 

私はスポーツ選手として様々な障害に直面してきました。ですから他の選手が同じような苦労をしないようにしたいと思いました。少なくとも、選手たちがいろいろな課題について発言できるようにしたいと思いました。 

委員会では選手たちをサポートするためにどのようなことをしていますか? 

委員会ではまず選手たちの話をよく聞くようにしています。そして選手たちの声をUIPMの上層部に伝え、対策が実施されるように働きかけます。また、IOCのアスリート委員会から得る情報をすべて伝えて、選手たちのために役立てられるようにしています。 

会長選挙に出馬したいと思った理由は何ですか?今後の委員会について、どのようなビジョンを持っていますか? 

私が会長選挙に出馬したのは、選手たちの声がしっかりと検討され、選手たちが直面する課題への対処が効果的に進められるよう貢献したいと思ったからです。特にIOCのアスリート委員会に参加してからは、より強固な関係が築けると思うようになりました。今のビジョンは、選手たちに提供される情報を簡略化し、不透明な将来について考え過ぎなくてもよい環境を整えることによって、一層トレーニングに励み、競技に専念できるようすることです。 

IOCのアスリート委員会に参加したいと思った理由は何ですか? 

イスラム教徒、アラブ人、そしてエジプト人の女性アスリートが代表を務めることは大事なことです。スポーツ界には様々な文化があり、他の委員からさまざまなことを学び、私が経験したことも周りの方に知って頂くことで、全員でオリンピック・ムーブメントのために貢献したいと思います。 

IOCのアスリート委員会ではどんなことに取り組んできましたか? 

私は新しく参加するようになった選手の1人です。委員会会長のアンジェラ・ルッジェーロの指導の下、私たち委員はそれぞれの任務に取り組んでいます。選手たちの意見を収集し、IOCアスリート委員会の戦略の策定に役立てています。また、アスリート権利義務憲章の策定と、WADAとの関係作りなどにも取り組んでいます。 

あなたの任期の間に、UIPMのアスリート委員会とIOCのアスリート委員会はどのような形で連携すると思いますか? 

お互いに最新の情報を把握し、対話が円滑に進むように全力を尽くしたいとも居ます。 

各種の国際連盟や各国のオリンピック委員会に所属する世界中のアスリート委員会同士がますます連携を強めていますが、さらに団結してアスリートの発言力を強くするにはどうすればいいですか? 

現在、アスリート権利義務憲章の策定に取り組んでいます。選手代表として私たちは以前からIOCのアスリート委員会、各種の国際連盟や各国のオリンピック委員会と対話を行ってきましたが、憲章によりこうした対話がより密接になり、より一層分かり合えるようになります。